接骨院では治せないもの
- 和家接骨院

- 2020年1月19日
- 読了時間: 2分
どんな症状も当院にお任せください!
と言いたいのですが、実際そんなことはできません。
接骨院に来られる患者さんの中には稀に「リウマチ性多発性筋痛症」になっている方がいます。
このリウマチ性多発性筋痛症とは50歳以上の中高年に発症し、初期症状は首や肩や腕や腰や大腿部の痛みとして現れる原因不明の炎症性疾患で血液検査によってCRPや赤沈といった炎症反応を示す値の上昇がみられます。 生涯のうち女性の2.4%、男性の1.7%が経験するそうです。
痛みは軽い人から耐えがたい程の激痛が出る人まで様々ですが、37度程度の微熱が出て疲労感も現れる事から、初めは風邪で筋肉痛が出ていると思う方も多くいます。
激痛でなく微熱にも気づかず、筋肉痛のような首や肩の痛みとなれば接骨院に来られる方がいますが、残念ながらこのリウマチ性多発性筋痛症になっている方は接骨院で治療しても症状は改善しません。
当院でも何名もこのリウマチ性多発性筋痛症の疑いのある方を病院に行くように紹介したこともありますが、病院でしばらく入院して治療をすれば元気に回復しています。
ただこの病気が分かりにくい点としては初期には筋肉痛の様な痛みの為、最近何か無理なことをしたようなことがあれば患者さんも施術者もそれが原因で筋肉を傷めているのだと思ってしまいやすい事です。
僕が治療していた方の中でも、もしかしてリウマチ性多発性筋痛症ではないかと病院に紹介できたケースもありますが、痛みが引かずに病院に行って後から聞かされたこともありました。
見立てが悪いと言われればそれまでかもしれませんが、初期の場合は特に分かりにくいのです。
病院でも、初期に出る首や肩の痛みだけではレントゲンの検査はしても、血液検査で炎症反応までチェックするところは少ないのではじめは見逃される事も多いようです。
微熱で風邪のような症状も出現するため、内科に行っても血液検査などを行わなければ風邪でしょうという事で風邪薬を出されて見逃されることも多いようです。
リウマチと名前が入っていますがリウマチのように関節を破壊するようことは少ないので、適切な治療を受ければ予後も良好な事が多い病気です。
接骨院に来られる方の中には、このように病院で治療を行わなければ改善しないような方も含まれるので、このような疾患もあることを常に頭に入れながら丁寧に問診や治療を進めていかなければいけないと考えています。
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