安静が良いの?
- 和家接骨院

- 2019年12月19日
- 読了時間: 3分
慢性的な腰痛がある方は「動かすと痛い」や「痛みがひどくなるかも」という不安で腰を固めていたり、コルセットで固定して動かない状態を作っている方も多くいます。
腰痛は動かすと痛みが出る事も多いため、安静にするのは良く分かります。
でも、現在の考えでは動かした方が腰痛は良くなると言われていることは知っていますか?
日本の腰痛の治療方針を示した「腰痛診療ガイドライン」というものでも「慢性痛は出来るだけ普段の動きを維持した方が早く改善につながる」ということが示されています。
体を動かすことは筋肉を程よく動かすことになりストレッチ効果があるほか、体を動かすことで気分転換にもつながることが腰痛治療に良い結果を出すと言われています。
また、腰痛を意識しすぎて腰痛を引き起こしているとまで言われています。
これは認知行動療法といわれる治療に用いられる考えで、「痛みは人の脳で作られている」という事です。
痛みに注目しすぎて痛みに敏感になっている状態です。
みなさんもこんな経験はないでしょうか?
僕は接骨院をやってているので全く知らない土地を歩いていても歩いたエリアに何件の接骨院があったのか無意識に覚えているくらい接骨院の存在に敏感になっています。
たぶん、美容師なら美容院に敏感になり、パン屋さんをやっている人ならパン屋さんに敏感になっていると思います。
それと同じように慢性的に腰痛を持っている人は腰痛というものを意識しすぎて敏感になっているという事です。
腰が痛くて行動を制限して趣味もできない(やらなくなる)→気分もふさぎ込みがちになる→腰痛のせいだと腰を気にしすると思考が悪循環になっています。
この気持ちはすごく分かりますが、思考が悪循環になっているなと感じる方は腰痛診療のガイドラインにあるように「慢性痛は出来るだけ普段の動きを維持した方が早く改善につながる」とあるように、腰痛を意識せず普段通りの動きをしてみるのも良いと思います。
ただし、筋トレだけは注意してください。
一般的に腰痛は筋力低下で起こっている為、筋トレをしないといけないと思っている方が多いのですが、普段通り動かすことと筋トレは全く違います。
長期間動かさなかった方は特に急激な筋トレなどを行うと、それまで休めて使っていなかった筋肉を負荷をかけて使うことになり大きなダメージになってしまうので、長期間安静にしていたような方はまずは、コルセットを外してウォーキングなどの負荷の少ない運動から行っていくようにしてください。
慢性的な腰痛を治すのに焦りは禁物ですよ!
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