コルセットの正しい使い方
- 和家接骨院

- 2020年1月27日
- 読了時間: 2分
腰が痛い方の中にはコルセットを使用した事がある方もいると思います。
毎日コルセットを手放せない方もいると思います。
では、どうしてコルセットをすると腰痛が楽になるかをご存知でしょうか?
腰が安定するから?腰が動かなくなるから?
どちらも正解ですが、それはどちらも「腹圧が高まるから」腰が安定し、腰が動かなくなるのです。
お腹がぽっこりの方はコルセットをしているとおなかが締め付けられて苦しい思いをしたことがあると思いますが、これはコルセットはおなかの筋肉を前側から奥に押さえつけて内臓を圧迫することで腹圧を高めて腰の椎間板にかかる負担を軽減し安定させているからです。
だからコルセットは腰痛の「治療」ではなく、その場しのぎの「対症療法」として用いられています。
痛みが強い時などは一時的にコルセットを使用して腰痛を抑える事は有効ですが、対症療法であるコルセットを何年~何十年と続けている方がいます。
実はこんな使い方をしていると逆に腰痛を長引かせている可能性があります。
通常、腹圧を高めようと思った時(大便をしようとしていきむような時)は自分の腹筋を収縮させて腹圧を高めます。
しかし、コルセットをしていると自分で腹圧を高めなくても常に腹圧が高まった状態なので腹圧を高めるための筋肉を使わなくて良くなるために筋肉が弱って萎縮してしまいます。
なのでコルセットを長期間まいている方の多くは排便時腹圧を高めにくくなるため便秘もしやすいとも言われています。
この筋肉の萎縮が腰の腰の安定性を無くして腰痛の原因の一つにもなってしまうのです。
また、コルセットを長期間付けていると常に腰に意識があり、「自分は慢性的な腰痛だ。これ以上痛くなったら困る。コルセットを外せば痛みが増すかもしれない」などと悲観的になり「恐怖回避思考」に陥ります。この恐怖回避思考は一種のネガティブ思考でネガティブな方は腰痛が治りにくい事は腰痛の研究でも証明されています。
また、昔のヨーロッパの女性はウエストの細さが美しさの基準の一つだったため、キツキツにコルセットを長期間まいて内臓を損傷する事もあったようです。
痛みが激しい時や腰痛があるときにどうしても重たいものを持たなければいけない時などはコルセットも有効ですが、長期間付けている方はコルセットに頼らない生活を考えるのも腰痛改善につながりますよ!
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